採用情報仕事紹介:コンサルタント職(補償)

コンサルタント職
(補償)

2018年入社
空間情報技術部 係長
補償業務管理士(物件)
2019年入社
補償調査部
測量士補・河川点検士

建設業界からアルバイトで入社し、測量士の職務を経て正社員になった木村と、
2018年に新卒で入社した横溝。ふたりが所属する補償調査部は、
2018年度よりまちづくり技術部から独立し、今後の成長への期待が寄せられている。
その未来を担う若手ふたりに、仕事に向ける熱意と目標を語ってもらいました。

補償調査部の仕事内容

公共事業の施工には、土地の取得や建物の移転が生じる場合があります。私たちは国や地方自治体などのクライアント先から委託を受けて、対象となる土地や建物などの調査を行い、その調査結果をもとに所有者や権利者に生じる損失の補償額の算定を行うのが仕事になります。
例えば、道路の拡幅事業に伴い住宅の移転が生じる場合、その住宅に実際に伺って調査業務を行うのですが、窓や壁や天井、システムキッチンといった住宅設備や機器、庭に植えられた樹木なども含め、住まいを構成するものすべてが補償の対象物になります。
その一つひとつのサイズを計測し、使用されている資材の材質を調べ、樹木ならば品種などを詳細に記録していきます(横溝)。

調査後は、取得データをもとに算定用の平面図をCADで制作します。設計図とは異なり、壁なら壁面の総面積が分かる展開図に落とし込むなど、住宅設備や機器ごとに平面図を制作するため根気のいる作業となりますが、この図面をもとに規定の補償額に照らし合わせながら適正に算定を行い、クライアント先へ納品します。
専門的な知識と技術を要する仕事ですが、なかでも勉強の必要性を常に感じているのが、住宅資材に関する知識を身につけること。調査現場で初めて目にする素材や材質に出合えば、写真に撮って社内に持ち帰り、自分で調べたり、先輩に教えていただくようにしています(木村)。

仕事への熱意と心がけ

この仕事で大事にしていることは「調査する対象物すべてが権利者の財産であり、権利者の想いが込められたものである」という意識を持つこと。そう考えると決していい加減な算定はできません。一つひとつが補償額につながるため、正確さと誠意をもって業務に取り組んでいます(木村)。

私たちの仕事に向ける姿勢や印象がクライアント先と権利者との協議や交渉の場に良い意味でも悪い意味でも影響を与えることもあるため、現場では「丁寧な仕事」をいつも心がけています(横溝)。

また、クライアント先に「この移転の工法なら妥当だ」と思ってもらえる移転の候補案を考える楽しさもあります。
例えば、新しい道路をつくることになり、権利者の土地の一部が道路にかかって削られてしまう場合、延床面積を減らすことなく今までの暮らしの機能を復元する手法の一つとして、2階建てから3階建てに増設する工法を採用することも。

後日、採用した工法での移転料を算出した成果物を納品した際に、クライアント先から問題なく承諾を得られたりすると、少しでも交渉に貢献できた気持ちが生まれ、やりがいを感じます(木村)。

今後の目標と目指すもの

補償調査部はまちづくり技術部から独立し、新しく誕生した部署です。ベテラン社員が集まるなかで若手といえる世代は私たちふたりしかいません。ですが、今後、業績を伸ばしていくことが期待されている部署だと思っていますので、これから入社してくる新しい仲間たちと部署の成長を盛り上げていきたいと思っています。そのためにも目標としているのが、補償業務管理士の資格を取ること。
8部門に分かれ、4年間の実務経験を積んだ後に1年に1部門ずつしか受験できない資格ですが、すべて取得することを目指しています(木村)。

仕事の受注の条件として必須とされる資格もあるため、資格を取得することによって担当する業務の幅が広がります。
まずは若手である私たちがそれぞれに経験を積んで、新しい仲間をリードできるように育つこと。それが部署の成長につながると感じています(横溝)。

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